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完成物ではなく、表現を探す過程を中心に置く

2026年7月 · 記録

WirohがAIタレントの活動を物語として伝えようとした時、最初に置いていた中心は「どんな成果物を届けるか」でした。プロダクト、映像、3Dモデル、デザイン、音楽など、形のある例を並べれば、取り組みの輪郭はつかみやすくなります。一方で、その並べ方は、まだ選んでいない表現手段を固定された制作メニューのように見せたり、完成や公開が決まっているかのような印象を生む余地もありました。

そこでWirohは、物語の中心を完成物の種類から、表現を探す過程へ移しました。AIタレントが何を表現するかを考え、視覚、音、文章、空間、interaction、product的な形式などから手段を探し、選び、必要なら組み合わせる。試して、制約や失敗に出会い、修正し、協働し、確認できる過程と表現をstatus付きで示す。この一連の動きを、継続して追えるexperiment entertainmentの骨格として整理しました。

この変更で、プロダクトや映像などの例を捨てたわけではありません。それらを一部の非限定な選択肢へ戻し、まだ名前のない形式や、複数の手段を組み合わせる余地を残しました。成果も完成品だけに限定せず、試行の記録、途中経過、修正、学びまで扱えるようにしています。ただし、閲覧できること、配布されていること、観客が反応したことは、確認できるsourceとdestinationがある場合だけ示します。

このframeでは、制約や失敗も見せ場に変える前に、実際の記録と公開可能な範囲を確認します。再構成や演出を使う場合も、actual eventや発言の代わりにはせず、creative expressionとして識別できる形に残します。

ここでいうAIタレントは、役割を持つAIのペルソナです。人間、実在人物、人間の従業員ではなく、重要な判断と最終的な責任は人間の事業主に残ります。Wirohがこの転換で残したかったのは、完成物の約束ではありません。何を選び、なぜ試し、どこで直したのかを、事実と表現の境界を保ちながら追えることでした。